子宮筋腫の手術をしたけど、再発ってしちゃうの?

子宮筋腫の手術を受けて「これでようやく安心できる」と思ったのも束の間、1年後に再発していることが判明しました。

手術時から再発はあり得ると聞いていましたし、ネットでもそのように書かれていたので、驚きはしませんでしたが、正直、正直ショックでした。

1cm程度なので、再手術などはありませんでしたが、医師と相談しピルの内服が始まりました。

この記事を読んで分かること
  • 子宮筋腫の手術を受けた経緯
  • 子宮筋腫が再発したときの状況
  • ピルの内服を選んだ理由
  • ピル内服後の変化と効果
  • 子宮筋腫とこれからどう向き合うか

この記事では、私の体験を通して「手術後の再発」とどう向き合い、「ピルでの管理」を選んだ理由やその効果をお伝えします。

同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

子宮筋腫の手術を受けた経緯

お腹を押さえている女性

手術前の症状と診断

初めて子宮筋腫と診断されたのは、生理中の出血量が異常に多く心配になり、婦人科に受診したときでした。

その後に別の病院のMRI検査で複数の筋腫が見つかり、特に大きなものは9cmを超えていました。

医師から進められ、手術を決断しました。

私の過多月経時の体験談についてはこちらの記事になります。

手術方法と術後の経過

腹腔鏡手術を選択し、入院期間は約1週間。術後の回復も順調で、生理も軽くなり、貧血も改善。

仕事にもスムーズに復帰できたので、「このまま再発しないでほしい」と心から願っていました。

私の手術の体験談についてこちらの記事になります。

子宮筋腫が再発したときの状況

悲のブロック

再発がわかったきっかけ

手術後も毎年の子宮筋腫の検査を進められていたので、近所の婦人科に定期受診することになりました。

手術から約1年後の定期的な婦人科検診でエコー検査を受けたところ、「筋腫がまたできていますね」と医師から告げられました。

自覚症状はほとんどなく、生理もそれほど重くはありませんでしたが、再発はあっという間でした。

再発時の症状と気持ち

正直に言うと、「手術したのにまた再発か」とショックを受けましたが、医師によると「まだ小さい筋腫なので、今は経過観察でよい」とのこと。

その後子宮筋腫の進行をゆっくりできる可能性があるため、ピルの服用を決めました。

ピルの内服を選んだ理由

手に持った薬

ピルとは、エストロゲンとプロゲスチンという2種類の女性ホルモンが含まれる薬で、もともとは避妊目的で使われていました。

しかし、排卵を抑え、ホルモンバランスを安定させる働きがあるため、月経困難症や子宮内膜症、そして子宮筋腫の進行抑制にも使われることがあります。

子宮筋腫の進行を遅らせたかった

手術自体は成功したものの、術後の回復や精神的負担はやはり大きなものでした。

そのままにして、また筋腫が大きくなり再手術や今後妊娠を望むときに影響があってはいけないと思いました。

ピルの内服はピルの完治を目指すものではありません。あくまで進行を遅らせる可能性があるだけなので、医師の診断の元で内服を決めましょう。

医師との相談と治療方針

担当医師からは、「低用量ピルを使えば、ホルモンの変動を抑え、筋腫の進行を遅らせられる可能性がある」と説明されました。

副作用が出る可能性もあることを理解したうえで、治療開始を決めました。

ピルの種類と服用方法

私が処方されたのは、エストロゲンとプロゲステロンが含まれた一般的な低用量ピルで、毎日1錠を決まった時間に服用するスタイル。

私が処方されたのは、一般的な低用量ピル(21錠タイプ)です。毎日1錠を一定の時間に服用し、21日服用+7日休薬というサイクルで続けています。血栓リスクなどを考慮して、定期的な血液検査や問診を受けながらの継続です。

3ヶ月に一度の通院で処方を受け、1年に1回経膣エコーで子宮の様子を確認しています。またその際に子宮頸がんの検査も受けることになりました。

ピル内服後の変化と効果

服薬と休薬期間

出血や痛みの変化

ピルを服用し始めてから、経血の量がさらに安定し、生理痛もほとんど感じなくなりました。以前のような塊やドッと出るような出血は減り、ナプキンの使用頻度も減って快適に。

以前のような強い腹痛や塊状の出血も見られず、日常生活がかなり楽になりました。また休薬期間が生理になるので、生理の日程が具体的に分るのが非常に便利でした。

筋腫の大きさも現状維持できており、「急激に大きくなることがない」という安心感があります。

副作用と体調管理

服用初期には軽い吐き気やむくみを感じましたが、2〜3ヶ月で体が慣れました。

医師の指導で定期的に血液検査や血圧測定を行いながら、安全に続けられています。

最初の2週間ほどは軽い吐き気や胸の張りを感じましたが、体が慣れると気にならなくなりました。ただし、ピルには血栓症リスクや人によって合わない副作用もあるため、医師の指導のもとでの服用が必須です。

また、35歳以上で喫煙習慣がある人や、持病のある人は使えない場合があるため、自己判断せず必ず専門医に相談することが大切です。

定期検査と子宮筋腫の状態

現在も1年ごとのエコー検査で筋腫の大きさを確認しています。

目立った増大はなく、現状維持を保てているとのこと。ピルの効果を実感しながら、安心して生活できています。

ピル治療を続けるうえで意識していること

毎日同じ時間に服用することはもちろん、月経周期や症状をメモして、異変があれば医師に相談できるようにしています。

また、筋腫の経過を見るための定期検査も欠かさず受け、長期的な体調管理につなげています。

子宮筋腫とこれからどう向き合うか

薬

再発リスクとの付き合い方

手術で取り除いても、ホルモンの影響で再びできる可能性がある子宮筋腫。

定期検査を欠かさず、自分の体の変化に敏感でいることが大切だと感じています。

生活習慣で意識していること

バランスの良い食事と睡眠、適度な運動を心がけています。

特に、冷え対策として体を温める食事や服装を意識しています。ストレスもホルモンバランスに影響するので、リラックスする時間も大切にしています。

妊娠について

妊娠を望む場合のピルの内服について、医師からは3ヶ月前までに内服を止めたらいいと聞いています。

今後妊活を行う場合は医師の指示に従い、身体の調子を整えていきたいです。

まとめ|子宮筋腫の再発に悩む人へ伝えたいこと

まとめ

子宮筋腫は、手術しても再発することがあると知ってはいても、実際に経験するとショックは大きいものです。でも、手術以外にも治療法はあります。私はピルによるホルモン治療で再手術を回避し、日々を穏やかに過ごせています。

しかしピルはあくまで、筋腫の成長をゆるやかにする・症状を和らげるための選択肢であり、筋腫そのものを消す治療ではありません。

悩んでいる方には、焦らず、自分に合った治療法を見つけてほしいと心から願っています。